先週の6月30日に、M様の賃貸マンションの建物が完成し、無事引き渡しをすることが出来ました。

M様とは、昨年1月に、「自宅と店舗が建っている土地を、将来の相続のことも考え、建物を取り壊して土地を有効活用したい」との相談を受け、当社で、基本計画から、事業収支計画を作成し、設計事務所の選定、建設会社の選定、金融機関の選定、賃貸管理会社の選定迄全てを任せて頂き、約1年半のお付き合いとなりました。

外観2土地活用のポイントは、計画地が、商店街に位置し、駅からのアクセスも良く、周辺が大手企業の工場が集積していることから、工場の年齢の若い層の就業者が多く、ファミリーよりも単身者のニーズが高い為、単身者向きの賃貸マンションで企画を行いました。

単身者向きの賃貸マンションは、ファミリー向きと比べると、専有面積当たりの賃料も高くなり、定期的に入れ替わりがあるため、空室率も低く抑えることができ、安定したマンション経営が可能となります。

最初の基本計画は、ご自宅と貸店舗を解体し、全体の敷地に賃貸マンションを建てる計画でしたが、貸店舗の賃借人が退去に難色を示していたので、貸店舗の敷地を一部残し、自宅のみの敷地で賃貸マンションが成り立つように計画変更しました。結果、店舗の家賃が建築中も確保でき、家賃は仮住まいの賃料に充てることが出来ました。また、M様の娘夫婦が、将来住居として使えるようにと、住戸の1室は、2LDKとしました。

建築工事は、昨年の10月に工事請負契約を締結することが出来、昨今建築業界で騒がれている、震災復興需要と東京オリンピックの建築需要の理由による、急激な建築工事の値上がりの影響も受けずに済みました。また、早期に職人を抑えることで、工期も遅れることなく、建物が竣工することが出来ました。M様にとっては、絶好のタイミングで計画に踏み切ることができたことと思われます。

また、金融機関からの融資については、当初、M様が、77歳と高齢の為、融資が受けづらかったのですが、娘様の連帯保証を確保することで解消することが出来ました。

収益面では、当初入居者用に確保していた駐車場を、商店街の立地ということから、月極めから時間貸しの駐車場にすることで、より収益性を高めることが出来ました。

事故もなく順調に建物の引渡しした後も、M様とは、賃貸経営のアドバイスから、相続対策のアドバイスと、末永いお付き合いとなりますので、今まで以上に、きめ細かいアフターフォローを心掛けて良い提案を行っていきたいと考えております。

当社では、お施主様のライフプランに応じた、土地活用提案(マーケティング調査から建築プラニング・事業計画作成)を行っております。

是非お気軽にご相談ください。

 

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