1.物件探しは焦らず落ち着いて行おう
中古住宅の物件探しは落ち着いて、たくさんの物件をチェックすることが大切です。中古住宅購入時は多くの場合、仲介業者が入ります。仲介業者は成約時の手数料が収入になるので、中には何とか早期に契約に結び付けたいと契約を急かしてくるケースもあります。ですが、住宅購入は一生に何度もない大きな買い物です。希望条件と比べながら慎重に住宅を選ぶようにしましょう。
2.物件見学時に気をつけたいこんなこと
物件探しは必ず現地に赴き、自身の目でチェックすることが大切です。間取りや設備の傷み具合が気になりますが、周辺環境や交通の利便性などもチェックするようにしましょう。また中古住宅は目に見えない部分にも傷みがあることがあります。例えば傾き、雨漏り、シロアリ等です。気に入った物件が見つかっても即契約せずに第3者に検査を委託することも必要です。
参考「中古一戸建て住宅購入時に潜む落とし穴とは」
売買契約の注意点
売買契約の注意点
気に入った物件が見つかったら購入申し込みを行います。その後住宅ローンの仮審査を申し込み、売買契約を締結という流れになります。売買契約時は以下のような内容が行われます。
・重要事項説明を実施する
・手付金を支払う(売買金額の5~10%が相場です)
この時によく注意しておきたいのが、重要事項説明です。この時には重要事項説明書という文書を読みあわせながらの説明となりますが、かなりのボリュームがあり1度に理解するのは大変かもしれません。できれば事前に写しを送付してもらい予め一読しておきたいものです。
中古住宅購入時には、瑕疵(かし)担保責任の有無が重要なポイントになります。購入した物件に万一欠陥があった場合の補償に関する取り決めです。外観のチェックでは気付かない欠陥が居住を初めてから発覚することも珍しくありません。その時のためにも瑕疵担保責任についてはよくチェックしておきましょう。
参考「瑕疵担保責任ってなに?」
費用に関する注意点
費用に関する注意点
住宅の購入時には物件そのものの代金以外にも費用がかかります。どんな費用がかかるのかを紹介します。
・仲介手数料中古住宅の売買は売主と買主の間に不動産会社が入ることがあります。この場合仲介手数料が必要です。売買代金x3.24%+6.48万円が上限額で売買契約時と引渡し時に半分ずつ支払います。
・購入諸費用
印紙税、登記費用、ローン借入の手数料や各種保険料などを総称して諸費用と呼びます。物件には固定資産税や都市計画税などの税金がかかりますが、年度内の売買では売主へ日割りで支払うケースもあります。
これらのどの程度の費用がかかるかについては以下のサイトが参考になります。
参考「いつ必要?いくら必要?中古マンション購入にかかる諸費用」
これらの他にリフォームや引越しにもお金がかかります。物件の価格は総予算の90%程度で考えておき、残りの10%を各種の費用として計算しておくとよいでしょう。
以上、中古住宅購入時に気をつけておきたいことを場面別にまとめました。不安なことが多い住宅購入時には頼りになる専門家が見つかれば本当に心強いものです。物件探しでは信頼できる担当者かどうかを検討するのも大事なことかもしれませんね。
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